2008.09.14
Sun.
05:58
ああもうやっぱり忘れられない。 残っているのは、君じゃなくて、あの人なんだ。 君のことも大好きだけど、それとは別に、あの人は何よりも誰よりも好きなんだ。 だけどきっともう会わないだろう。 わたしはそれを望んでいたけど、どうやらあの人は今はそれを望んではいないだろう。 わたしを忘れてはいないだろうが、思い出そうとはしないだろう。 わたしはこんなに、いまでも好きなのに。 でも、わたしはだんだん記憶が薄くなっていって、君から遠ざかっている。 それを一番怖がったのに。 知らず知らずのうち、恐怖さえ覚えることなく霞んだのは事実だ。
君を思い続けることで、何が変わるのか。 変わったのはわたしの記憶が、思い出が、薄れていっただけだ。 消えはしないだろうが、これからもわたしの中から君は遠くなるだろう。
もし今会えてもどうするつもりなんだろう。 何も言わないのに。 ただ状況維持をするだけなら、いっそ消滅したほうがいいんじゃないか。
むしろ、そんな状況なんて破壊してしまおうか。 わたしが思うこと、思っていたこと、すべて話してしまった方が、
君と出会って 6年たった。
もうそろそろ本当のことを言ってもいいはずだ。
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